ただ植えるだけでは、自然は還らない

あらゆる環境で、速やかな緑化と永遠の自然を両立する。
それが、私たちの求める緑化システムです。

人間は自然を開発しなければ生きてゆけない生き物です。
同時に、自然なくして生きられる生物はいません。もちろん人間もー。
いま求められているのは開発の一方的な抑制ではなく、
開発した自然をすみやかに元に戻し、ふたたび永遠の命を吹き込むこと。
そのためには、蒔くだけ、植えるだけの緑化や、人工構造に頼りすぎた緑化では限界があります。
植物が強固な根で土砂崩れを防ぎ、表土の保水力が下流域の洪水や土石流を防ぐ。
しかも、自らの生存環境を、ほとんど自らの力で永続的に維持できる。
これら自然の植生のグローバルな能力は、たんに緑の景観を再現しただけでは甦らないのです。

SF緑化工法協会の技術陣は、1935年日本で初めて種子帯開発以来、自然本来の能力を回復する緑化うぃ追求。樹林化の先駆、システム施工のパイオニアとして計10万ヶ所、5,000ヘクタール以上の緑を甦らせながら、北海道から沖縄、さらには海外の高地や砂漠での貴重な経験をもとに独自の緑化工法を完成しています。それが、これからご紹介する高次団粒SF緑化システムです。

 

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単なる土ではなく、自然の”表土”を再生する。

SF緑化システムではまず、単なる戻し土ではなく、自然本来の表土を再生します。独自の「高次団粒吹付技術」に基づき、専用開発されたソイルシーダーと客土材により、自然の表土と同じ高次団粒構造の基盤を瞬時に形成。それにより、植物の生育に欠かせない適度な通水/通気性、保水力、そして斜面や風雨にも崩れにくい結合力の強さを実現します。しかもガン吹き工と異なり、急斜面でも安全な吹付け工が可能。その優位性が注目され、多様な樹種の採用や植栽併用工の他エロージョン防止にも応用されています。あらかじめ、自然に近い土を用意することで、植物の生育を早め、さらには自然本来の生態系を永続的に回復する。このSF緑化システム独自の技術は、建設大臣認定による建設技術評価など、公的にも高い評価を集めています。   高次団粒構造概念図

不毛の荒野と緑の大地を分ける、高次団粒構造の”表土”。

一般的には土とは、地球の岩盤上に堆積した砂や粘土の層を漠然とさした言葉。そのなかでも、植物や虫、微生物が生息できる豊かな土壌が表土と呼ばれています。表土は砂や粘土、落ち葉や小動物の死骸による腐植など、様々な物質が複雑に絡み合って高次団粒と呼ばれる構造を成しており、自然界では年に0.01〜0.1ミリしか生成されません。その上に植物が茂り、動物が暮らし、豊かな自然界をつくっています。蒔く種にとっては苗木となる表土は、食物連鎖の出発点であり、自然本来の生態系を蘇らせるためにかかせない物なのです。   高次団粒基盤層イラスト

環境と目的に応じた、合理的な”緑の構造”。

森林型(中・高木林型)

高木、中木、低木、草本などが有機的に結合した自然の森林の状態に近い群落です。二層構造、三層構造の林もこれに含まれます。樹高がおおよそ3m以上のもの。主に盛土のり面、緩傾斜地に適用されます。周辺が山地の場合は自然林に近い群落が、都市近郊の場合は単純林に近い群落が好まれます。
 

低林型(低木型、ブッシュ型)

樹高が3m程度以下の木本群落です。急傾斜地や岩盤のり面、切土のり面などに防災的機能の高い群落を造成する場合に適する群落です。一般には、低木性の樹種と草本植物によって構成されますが、高木性の樹種の採用も管理によって可能です。

草原型(草本型)

草本植物を主体とし、周辺が農地や草地の場合に適する群落です。施工当初の草本群落を管理によって維持する場合と、森林型に移行させる場合とがあります。草本群落を維持するには行きとどいた管理体制が重要です。
 

特殊型

特殊な用途に用いられる群落で、例えば、つる植物、花木、草花、果樹などの群落です。一般に、都市など開発が進んだ場所や管理ができる場所、防災的に安定した場所などに導入されます。

あらゆる環境に応じる4工法。専用機材、客土材も完備。

自然は、どこも同じではありません。場所によって自然環境は大きく変わり、通常では緑化が困難な場所も多くあります。SF緑化システムでは「高次団粒吹付技術」を核に、あらゆる環境に対応する4つの工法を用意しています。4工法の基本となる最もスタンダードなSF緑化工法。粘着性の植物繊維で表土を補強し、急斜面や崩れやすい場所に適したTG緑化工法。現地の表土を培養しより活性を高めて客土材に混入、生態系の早期回復を計るER緑化工法。敷わら効果で保水力を確保し、植生困難状況に対応するMF緑化工法。いずれも安全な吹付け工で施工でき、化学物質の土壌残留などへの配慮も万全です。これらの工法に不可欠な高性能専用機材、客土材なども完備しています。

 

あらゆる環境に応じる4工法

SF緑化工法   TG緑化工法
ER緑化工法   MF緑化工法

専用機材、客土材も完備

SF緑化工法
自然と同じ高次団粒の表土を再生。4工法の基本となる工法です。

●強く厚い成育基盤うを形成。

粘土や有機を含む植壌土を泥状にした客土材を用い、ノズル噴射時に団粒剤を混ぜ空気撹拌することで団粒反応を誘導。土粒子と長い線状の有機高分子/団粒剤とをイオン結合させます。噴射時の疎水現象により、客土を斜面に厚く強固に定着させます。

SF緑化工法
SF緑化工法

●強く厚い成育基盤うを形成。

粘土や有機を含む植壌土を泥状にした客土材を用い、ノズル噴射時に団粒剤を混ぜ空気撹拌することで団粒反応を誘導。土粒子と長い線状の有機高分子/団粒剤とをイオン結合させます。噴射時の疎水現象により、客土を斜面に厚く強固に定着させます。

SF緑化工法   粘土粒子と長い鎖状をした高分子との絡み合いでつくる「耐侵食性の高次団粒形成基盤」。

●植物の生育に適した自然表土と同構造の生育基盤

自然表土と同じ高次団粒構造の成育基盤は、農業技術の世界で理想とされる土です。結合力が強く、流れにくいだけでなく、大小の間隙をあわせ持つため、小さい間隙で水分/養分を保持しながら大きい間隙で水ハケと通気性を確保。植物の成育に適しています。


TG緑化工法

粘着性の植物繊維で基盤を補強。崩れやすい急斜面にも対応します。

●接着性繊維を基材に混入し、より
  強力に基盤を補強。

高吸水性の植物繊維をノズル部分から混入し、泥状基材内に溶かした接着剤を染み込ませます。噴射時の疎水反応を利用して水分のみを除去し、斜面定着後に強力な粘着性を発揮させる、全く新しい発想の繊維による基盤補強です。さらに公害のないアニオン性の接着剤は、高速混入時に帯電した植物繊維と強力にイオン結合します。

TG緑化工法
TG緑化工法

TG緑化工法

 

TG緑化工法

●単なる生分解繊維ではなく、露出部も適切なタイミングで分解。

基盤補強に使用される繊維は、高αセルロースなどを原料とする植物性。施工初期の土壌浸食を防いだ後、土に埋もれた部分だけでなく露出部も適切なタイミングで分解されます。セメント、樹脂、化学繊維、などの土壌残留による公害はもちろん、毛羽立ちによる鳥などへの害も防止する最先端のジオテキスタイル工法です。

ER緑化工法

現地表土を培養し、より活性を高めて混入。生態系を早期に回復します。

●現地の表土を培養し混入、 基盤活性をより高めます。

自然の表土には、土地ごとに微妙に異なる種の微生物などが無数に生息し、植物の生育を助けています。この工法では、現地の表土を培養して混入することで、基盤の活性をより高めます。本来の土壌生態系を、早期に回復することを目的としています

ER緑化工法
ER緑化工法

ER緑化工法

  ER緑化工法

●現地の土壌生態系を崩さず、スムーズに周辺と融合。

土壌活性菌を使用した通常の土壌菌工法お異なり、現地の表土を培養するため本来の生態系を崩さず、周辺自然との融合もスムーズに進行します。またいわゆる戻し土と違い、高次団粒構造が形成されているため、さらに活性を高められ迅速な自然の回復が可能です。

MF緑化工法

通芽を妨げない保水敷わらで、植生困難地域/時期に対応します。

●急斜面でも安全な吹付け施工で、敷わら養生を実現。

細かく切断されたわらマルチに分散液を浸透させ、ノズル噴射時の疎水反応により脱水ゲル化。それによりわらマルチは連続/立体的に安定付着し、急斜面での吹付け施工による敷わら養生が可能となります。

MF緑化工法
MF緑化工法

●立体構造のわらマルチで、敷わら特有のムレや通芽障害を防ぎます。

わらマルチは立体的に付着するため、従来の敷わら緑化のようなムレや通芽障害がありません。また、高吸収性の樹脂を浸透させてあるため、保水力も高まっています。もちろん、わらマルチは生分解可能な素材です。

MF緑化工法

 
 

●乾燥、強風地や厳寒、酷暑期。
  発芽困難種子にも対応します。

自然表土の落葉層を、吹付け施工で再現するMF工法。従来のわらやムシロを敷くだけの工法と異なり、1本1本のわらが立体的に粘着するため、保水性、通気性ともに優れ強風による飛散も防げます。

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